NN-PSIテラフェーズの独自技術
NN-PSIとは?
衛星搭載型SARセンサは、マイクロ波を照射し、地表面からの反射強度やタイミング(位相)を記録しており、同じエリアを観測した場合、SAR観測データのペアを干渉させることにより、地表面の変位により発生する位相のずれを求めることができます。
この干渉ペアを多数使用し、変位の精度を高める手法はPersistent Scatterer Interferometry(PSI)と呼ばれ、ミリメートルの誤差にて地表面などの変位を計測することができます。
しかし、この手法は微小かつ時間に対して線形に変化する変位を計測するのに適しており、位相の観測範囲(マイクロ波の1/4波長)を超える変位が発生した場合、 変位を正しく求めることができません。
また、PSIは気温などで季節によって周期的に変化する変位や、工事などで短期間で突発的に大きな変位が発生した場合は正しく推定できないことがあり、弊社ではこれらのPSIの問題点を解決する、Non-Linear Non-Parametric PSI (NN-PSI)を開発し、これまで衛星SARでは計測することが難しいとされていた変位を計測することを可能としました。

左図は変位を推定している箇所を示し、右図の赤線はNN-PSIが推定した変位示し、青線は既往のPSIで推定した変位を示します。
図が示すように、NN-PSIはビルなどがある地表面の起伏が多いエリア、かつ変位が線形でない大きな建物の熱膨張や都市域の工事地域周辺などの変位計測に利用できます。
さらにテラフェーズでは、SARシミュレーションやSAR超解像度にも取り組んでいます。
